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オージス総研、Amazonビジネスとコンカー製品の連携サービスをアップデート

請求情報と適格請求書PDFをConcur Invoiceと自動連携可能に

 株式会社オージス総研は13日、法人・個人事業主向け購買専用サイト「Amazonビジネス」とのデータ連携サービス「eCubenet Amazonビジネス コネクター」をアップデートしたと発表した。請求情報と適格請求書(インボイス)PDFを、コンカーのクラウド請求書管理システム「Concur Invoice」と自動連携できるようになったという。

 2023年10月のインボイス制度開始に伴い、消費税の仕入税額控除を受けるためには適格請求書の保存が必要となっているものの、Amazonビジネスの適格請求書は支払い明細単位に発行されるため、購入頻度や量が多いほどConcur Invoiceへの適格請求書の登録に手間がかかる懸念がある。

 一方で、eCubenet Amazonビジネス コネクターは従来、Amazonビジネスの注文と返金の情報を、APIを介して自動的に経費精算システム「Concur Expense」に連携させることで、手作業による登録を簡素化するサービスとして提供されてきた。

 今回はこの連携の対象範囲を広げ、APIを介してAmazonビジネスから取得可能な請求情報と適格請求書(インボイス)PDFを、任意のタイミングで、Concur Invoiceに自動連携できるようになった。こうして、請求情報と適格請求書を自動連携することで、請求書の内容を確認して、Concur Invoiceへキーボード入力する作業を削減できるほか、Amazonビジネスの適格請求書(インボイス)PDFを、請求情報とひも付けてConcur Invoiceに自動的に登録することで、転記ミスや改ざんによる不正を防げるとのこと。

 Concur Expenseの利用者にとっても、経費精算の入力時間を節約できるとともに、Concur Expenseに連携されると通知メールが発信されるので、経費精算の申請漏れを予防できるという。さらに、人の手を介さない情報連携により、正確な内容で経費申請が起票され、承認者の内容確認時の負担を軽減できるとしている。

 また今回は、Concur InvoiceとConcur Expenseの利用企業向けに、「出荷情報と請求情報を請求明細単位で突合したリスト」の出力機能を追加した。これを利用すると、これまで担当者が目視で実施していた出荷と請求を明細単位で確認する作業の効率化が期待できるとのことだ。