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キヤノンMJ、検針業務に特化したモバイル端末ハンディターミナル「PRea GT-40」

省電力CPUの採用で省電力性能を強化

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、水道・ガス・電気などの検針業務に特化した、キヤノン電子株式会社製の業務用モバイル端末ハンディターミナル「PRea GT-40」を、6月3日より販売開始すると発表した。

 水道・ガス・電気などの公共料金を算定するための検針業務において、ハンディターミナルは広く活用されいるが、検針業務では、屋外で移動しながら長時間使用するケースが多く、落下の衝撃や雨水の影響を受けるリスクもあり、省電力性と高い堅牢性が求められてる。

 今回発表されたPRea GT-40では、こうしたニーズに応えるべく、省電力CPU「NXP i.MX 8M」を採用し、上位機種と比較して稼働時間を約60%向上させたほか、長年にわたって評価されている堅牢性と耐環境性を継承しているため、安心して現場で使用できるという。また、これまで同様にバッテリー交換が容易なため、外出先での予備バッテリーへの交換による長時間運用にも対応する。

 Windows 10ベースの端末のため、Windows用の豊富な周辺機器や既存のアプリケーションを利用できる点もメリットで、最新の開発環境であるVisual Studio 2022にも対応。さらに、長期サポートが提供される特定用途向けOSのWindows 10 IoT Enterprise LTSC2021の採用により、高度なセキュリティや管理機能も利用可能とした。

 加えて、手袋でも使いやすいように、5型の大型カラーLCDと感圧式タッチパネルを採用した。物理テンキーボードはキーピッチを広くし、大きなボタン形状を採用することで、押しやすさを実現したほか、見やすく読みやすいユニバーサルフォントを採用し、押し間違いを防止するとしている。

 また、無線LAN、Bluetooth、IrDA、USB Type-Cといったインターフェースを搭載し、各種有線/無線環境との接続に対応するとのこと。

 ラインアップとしては、基本モデルの「GT-40」と、プリンター一体型モデルの「GT-40P」を用意した。GT-40Pでは、最大36行/秒の印字が可能なサーマルプリンターを搭載しているので、印刷開始までに時間がかかることがなく、業務の効率化をサポートする。価格(税別)は、GT-40が30万円、GT-40Pが31万5000円。

GT-40
GT-40P