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キヤノンMJ、操作性と耐環境性を追求したPDA型ハンディターミナル

PRea GT-3

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は30日、キヤノン電子株式会社製の業務用モバイル端末の新製品として、耐環境性と操作性を向上させたPDA型ハンディターミナル「PRea GT-3」を発表した。10月1日発売で、価格は19万8000円(税別)から。

 現場作業用途を想定。3G通信、NFC、1次元スキャナ、2次元スキャナ、磁気ストライプリーダなど多彩なオプションを用意。電気・ガス・水道の検針や自動販売機のルート営業、金融機関の渉外支援業務をはじめ、さまざまなニーズに対応するという。

 重さ375gの軽量ボディに、屋外で見やすいディスプレイと大型テンキーボードを搭載した。ディスプレイはバックライト付き3.7インチ半透過型 TFT カラー LCDを搭載し、ノングレア処理で画面の写り込みを防止。テンキーは手袋をしたままでも入力しやすいキー間隔の凸状のものを採用している。

 耐環境性能としては、筐体に従来機種と比べて約5倍の耐衝撃強度を持つ樹脂素材を採用し、1.5mコンクリート落下(6面×5サイクル合計30回)/30cm コンクリート落下×1000回メモリ保証の落下衝撃試験をクリアした。また、ICへのアンダーフィル加工、基盤の腐食を防止するフッ素コーティングを施し堅牢性を向上。キヤノンハンディターミナルとして初めてIP55(防塵・防噴流)にも準拠した。

 インターフェイスは、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth Ver 2.1+EDR、IrDA1.2 SIR準拠(自販機通信対応)/IrDA1.3 FIR 準拠(OC-7L 通信対応)赤外線、USB 2.0などを備える。

 キヤノンMJでは、1万台/年の国内販売を計画する。

川島 弘之