データワイズの人流分析サービス「Datawise Area Marketer」がアップデート、ドコモから提供されるGPS統計データ量が増加

　株式会社データワイズは7日、NTTドコモのGPS統計データを活用した人流分析サービス「Datawise Area Marketer」を強化すると発表した。5月28日より、NTTドコモからデータワイズに提供されるGPS統計データ量が大幅に増加するほか、これにあわせてデータワイズの位置情報AIがアップデートされるため、同サービスの提供する、施設・エリア来訪者数推定データの精度が向上するという。

　Datawise Area Marketerは、時間や場所ごとに、どの年代・性別の人がどのくらいいるのかを分析することで、さまざまなマーケティング戦略の立案などに活用できるツール。データとしては、NTTドコモのスマートフォンのプリインストールアプリ（ドコモdポイントクラブアプリ）から許諾を得た上で送信される、携帯電話の位置情報と属性データを活用しており、直感的な操作画面から、競合店の来客数調査、通りや施設の時間帯別アクティブ情報などを、数回のクリックで得られるという。

　今回は、NTTドコモからデータワイズに提供されるGPS統計データ量が大幅に増加するほか、データワイズの位置情報AIのアップデートを実施する。

　データワイズが行う来訪者数推定は、施設・エリアごとに取得されたGPS数をもとに拡大推計を行うだけでなく、実際の店舗の来訪者数データを位置情報AIが学習し、施設・エリアの特徴をもとに位置情報AIが高度な補正を実施するものだが、統計データ量の増加にあわせて、自治体・流通小売・不動産・飲食等、さまざまな業界の企業・団体から実データ共有の協力を受け、位置情報AIアルゴリズムを刷新。NTTドコモの統計データ量の増加を生かす形で、実データへのさらなる近似を実現したとのこと。

　またDatawise Area Marketerでは、GPS統計データと道路情報をマッピングすることで、道路単位での通行量や進行方向の分析を実現している。今回は、NTTドコモからの統計データ量の大幅増加にあわせて道路データも一新されており、最新の道路情報をふまえた人流分析を行えるとした。

　なおデータワイズは、Datawise Area Marketerの大規模アップデートを記念して、5月28日ら7月31日までの期間、通常2週間の無料トライアル期間を1カ月に延長する特別キャンペーンを実施するとのことだ。