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セイコーソリューションズとネットスターズが協業、法人間精算業務のDX化を支援

 セイコーソリューションズ株式会社と株式会社ネットスターズは11日、法人間精算DX(デジタルトランスフォーメーション)サービスにおいて協業を開始すると発表した。

 両社によれば、国内の法人間決済は銀行振込が主流であり、企業の請求・支払い業務は改善余地が大きいとのこと。特に、少額の取引が多い企業や中小規模の企業との取引が多い企業では売掛金の未回収リスクも高まっており、与信管理や請求・支払いの管理が人的コストとして膨らんでいるという。

 そこで両社では、法人間取引においてクレジットカード決済を導入する新サービスの提供に共同で取り組む考えで、セイコーソリューションズの「電子請求配信」の機能・ノウハウと、ネットスターズの決済プラットフォームを掛け合わせ、精算業務のDX化の実現を目指すとした。

 これが実現すると、サプライヤー企業側は入金の遅延削減や売掛金リスクの減少、入金の消込作業からの解放が期待され、一方のバイヤー企業側でも、請求や支払い業務の電子化に対応可能になることから、省人化・効率化を期待できるとしている。

 なお両社では、4月よりPoC(実証実験)を開始し、2024年夏ごろの提供開始を目指す。