ニュース

IIJ、「IIJセキュアエンドポイントサービス」で端末を保護する「IT資産保護」を提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は1日、クラウド型総合エンドポイントセキュリティサービス「IIJセキュアエンドポイントサービス」を拡充し、バックアップ/リストアによる端末復旧およびアンチウイルスによる防御機能を有する新サービス品目「IT資産保護」を提供開始した。

 IIJセキュアエンドポイントサービスは、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)のサイバーセキュリティフレームワークで定められる「NIST CSF Core」の指標のうち、「識別、防御、検知、対応」の4項目に対応していたが、今回、Acronisの「Acronis Cyber Protect Cloud」を活用した「復旧」機能を提供することで、NIST CSF Coreの5項目に準拠したエンドポイントにおける包括的なセキュリティ対策を実現する。

 IT資産保護では、動作中の端末のすべての情報をイメージ取得し、暗号化通信を介してIIJが有する国内のデータセンターに安全に保管する。クラウド環境に保管されるため、顧客によるバックアップ用サーバーの管理は必要ない。

 専用の管理画面から容易にバックアップ/リストアを実行可能。インシデント調査に活用可能な「フォレンジックデータバックアップ機能」などを標準で提供し、ランサムウェアなどによるシステム侵害が発生した場合や、自然災害により事業拠点のシステムが停止した場合にも端末復旧を安全かつ円滑に行えるため、迅速な事業再開が可能となる。

 アンチウイルス機能では、シグネチャベースと機械学習ベースのマルウェア検知・防御、エクスプロイト保護、ネットワークフォルダの保護機能などにより、攻撃者の悪意あるアクセスからクライアント端末を保護する。

 IT資産保護の価格は、端末台数に応じた個別見積もり。参考価格(税別)は、端末数1000台の場合、月額料金1台あたり月額750円から、復旧用ストレージ利用料金が1万8000円から。IT資産保護契約時に、復旧用のストレージ(初期容量500GB)が付与され、管理端末の数や領域の増加に応じて、500GBずつストレージ容量を追加可能。

提供イメージ