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さくらホームグループ、グループウェア「サイボウズ Office」パッケージ版のクラウド移行支援サービス

 さくらホームグループ株式会社は25日、2027年のサポート終了が予定されているグループウェア「サイボウズ Office」パッケージ版のクラウド移行を支援するため、「サイボウズ Officeクラウド乗り換えコンシェル」を開始すると発表した。

 中小企業向けのグループウェアとして利用されてきたサイボウズ Officeのパッケージ版だが、利用ライセンスは2026年までに販売終了となり、2027年にはサポートも終了することが、サイボウズからすでに発表されている。

 後継サービスとしては、サイボウズが展開しているクラウド版があり、その移行ツールもサイボウズから提供されているものの、「人員を割く余裕がない」「データ消去等の不具合が心配」「データ量が多く簡単に移行できない」などの課題を抱えている企業もあるとのこと。

 今回開始される「サイボウズ Officeクラウド乗り換えコンシェル」は、こうした課題を抱える企業の移行計画・作業を支援するもの。同社では、20年以上サイボウズ Officeを大規模に活用しており、すでにクラウドサービスへの移行も完了しているが、そうした経験とデータに基づいた、無駄のない移行支援が可能という。

 また、サイボウズオフィシャルパートナーとして培ってきた知見を生かして、単にクラウド版のサイボウズ Officeに移行するのではなく、データ量、ユーザー数、カスタムアプリの有無など、利用企業の状況に応じて適切なサイボウズのクラウドサービスを提案するとした。

 さらに移行作業については、RPAを活用した大容量データの効率的な移行代行も可能とのことだ。

 なお、具体的なサービスメニューとしては、「サイボウズ Office移行プラン」「Garoon移行プラン」「kintone移行プラン」の3プランを用意する。さらにサイボウズ Office移行プランについては、規模に応じた「ライト」「ミドル」「プレミアム」の3形態から選択可能。価格(税別)は、データ量200GBまでの「ライト」が30万円、同201~500GBの「ミドル」が100万円、同501GB以上の「プレミアム」が200万円で、データ量が200GBを超える場合は、別途、データ移行サービス費用が発生する。