SB C&S、デスクトップ型NASにクラウド自動バックアップを搭載した「SB C&Sランサムウェア対策NASパック」

　SB C&S株式会社は18日、ニューテック株式会社のデスクトップ型NAS「ニューテック Ness 1200」シリーズに、Acronis International（以下、アクロニス）が提供する「Acronis Cyber Protect」のクラウドバックアップ機能を搭載した、「SB C&Sランサムウェア対策NASパック」を提供開始した。

　SB C&Sランサムウェア対策NASパックは、NASの領域にあらかじめ作成された保護フォルダーと、Acronisクラウドバックアップサービスが自動的に連携し、保護フォルダー内のファイルが定期的にクラウドストレージにバックアップされる。これにより、ランサムウェアによるデータの暗号化を防げる。

　ニューテック Ness 1200は、小規模なオフィスや家庭向けのNAS。データ保護やネットワーク接続、リモートアクセスなどの機能を提供する。

　Acronis Cyber Protectは、データのバックアップ、復元、マルウェア／ウイルスからの保護、データ暗号化などを一体化したソリューション。今回の専用ライセンスでは、Acronisクラウドサービスが250GBまで無償で提供される。

　SB C&Sでは、大規模なセキュリティシステムを導入するには多くの時間と費用が必要だが、このソリューションは暗号化を阻止し、マルウェアの侵入を早期に防げるため、ランサムウェア対策のエントリーモデルとして、特に中小企業向けに有効だと説明。さらに、災害時には、クラウドバックアップサービスによってデータの損失を防げるとしている。