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KDDIウェブコミュニケーションズ、スマホに特化したコンタクトセンターソリューション「UJET」を提供

 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは14日、米UJETと業務提携を結び、スマートフォンに特化したクラウド型コンタクトセンターソリューション「UJET」を提供開始すると発表した。

 UJETは、従来の「音声通話のみの対応」だけではない、スマートフォンに特化した次世代のコンタクトセンターソリューション。自社アプリにUJETのモバイルSDKを組み込むことで、顧客側(スマートフォン側)と音声通話できるだけでなく、静止画・動画の共有や生体認証、位置情報・OS情報などを取得できる。

 例えば、オペレーターは通話したままの状態で、UJETが特許を取得している「スマートアクション」ボタンからワンクリックで顧客側に生体認証を求めることや、静止画・動画の撮影依頼、位置情報・OS情報の取得などができる。

 また、画面共有機能で顧客側の画面をリアルタイムで共有し、ポインターやペンで指示でき、操作が分からない場合もスムーズに操作指示をできる。

 さらに、Googleが提供するコンタクトセンター特化のAI機能「CCAI(Contact Center AI)」を活用し、生成AIによる顧客の感情分析や会話内容の要約などが可能。これにより、顧客対応後のレポート作成が容易になり、コールセンター業務で多くの時間を占めていた後処理作業の時間や負担が削減される。

 UJETは、完全なクラウド環境で1席から使用できるため、スモールスタートが可能。音声通話のほかにも、メール、チャット、SMS、SNS(WhatsApp)などを利用したマルチチャネルに対応する。

 KDDIウェブコミュニケーションズでは、日本でUJETを提供するにあたり、ウェブサイトやサポートの日本語利用を可能にし、日本におけるUJETの拡販を推進していく。

 UJETのライセンス料金は、Basicプランが1ユーザーあたり月額1万7600円から、Proプランが1ユーザーあたり月額2万6400円から、Enterpriseプランが1ユーザーあたり月額3万1900円から、Digitalプランが1ユーザーあたり月額1万8700円から。