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BIPROGYの市場取引統合管理システム「Siatolシリーズ」、Bloombergのソリューションとの連携に対応

 BIPROGY株式会社は14日、米Bloomberg L.P.(以下、Bloomberg)との間で、自社の市場取引統合管理システム「Siatolシリーズ」と、Bloombergの複数のソリューションとの連携について、契約を締結したと発表した。この連携により、BloombergのソリューションとSiatolシリーズへの二重入力が不要となり、システム運用や業務の効率化、コスト最適化を実現するとしている。

 Siatolシリーズは、国内の60社以上の金融機関が採用している市場取引統合管理システム。有価証券管理システム「Siatol-NE」、デリバティブ管理および市場リスク管理システム「Siatol-FM」、資金・為替管理システム「Siatol-CM」といった各製品から構成されており、2021年にMicrosoft Azure上で稼働するサービス利用型「Siatol-NE SaaS」を提供開始したことで、外部システムとのデータ連携が容易になっていた。

 今回はMicrosoft Azure上に構築したSiatolシリーズと、Bloombergソリューションとの約定データ連携サービスを提供する。具体的には、BloombergのソリューションであるAIM(Asset and Investment Manager)、FXGO(FX 為替電子取引)、FIT(債券取引システム)、EMSX(株式実行管理システム)から、Siatol-NE SaaSへの約定データを生成。Siatol-NE SaaSの対外ゲートウェイへ連携し、対外ゲートウェイから、約定データをSiatol-NE、Siatol-FM、Siatol-CMの各システムへ連携するといった形になるとのこと。