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CData、生産管理クラウド「UM SaaS Cloud」のデータ連携機能を拡張する「CData Drivers for UM SaaS Cloud」

 CData Software Japan合同会社(以下、CData)は15日、株式会社シナプスイノベーションのクラウド型生産管理システム「UM SaaS Cloud」のデータ連携機能を拡張する「CData Drivers for UM SaaS Cloud」をリリースしたと発表した。なお今回のリリースは、2023年12月に発表された業務提携の第2弾になるとのこと。

 UM SaaS Cloudは、受注生産の計画や負荷、工数を把握でき、海外工場管理やサプライチェーンの強化に活用できる、製造業向けのクラウド型生産管理システム。強固なセキュリティ対策を施したSalesforce基盤で提供されており、柔軟に拡張できる点を特長としている。

 今回発表されたCData Drivers for UM SaaS Cloudは、このUM SaaS Cloudのデータ連携機能を拡張するもの。JDBC、ODBC、ADO.NET、Pythonの標準接続テクノロジーを備えるほか、Power BI、Tableau、Excel、SSIS、PowerShell向けのカスタムコネクタを提供する。また、販売管理、工程進捗、販売購買のベースオブジェクトデータに対応。受注登録、管理実績登録、作業実績登録、作業オーダー登録などのオブジェクトでは、整合性を担保する各種ロジックをオブジェクト内に実装しているという。

 CDataでは、これを利用することで、1)基幹システムとの整合性を担保した各種データの登録や、2)ExcelでのUM SaaS Cloudデータの読み込みと一括編集/登録、3)各種デスクトップツール、データベース、カスタムアプリからのSQLベースでのデータ連携――などを行えるようにするとした。

 このうち1)では、シナプスイノベーションが提供するiPaaSサービスを使った基幹システム連携が可能となり、カスタムシステムのみならず、SAP、Dynamics 365などのERP、kintoneやPCAクラウド商魂商管などのCRMとの連携をスムーズに実現するとのこと。

 また3)では、企業内で利用されている、Access、Power BI、A5:SQL Mk-2、dbSheetClientなどのさまざまなツールとのデータ連携を、API経由でプログラミングをせずに、データ操作の標準であるSQLを用いてシームレスに行えると、そのメリットを説明している。