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マネーフォワードのクラウド型固定資産管理システム、税務申告書作成の効率化に向けた新機能を提供

法人税申告書の別表十六の各種明細書作成などに対応

 株式会社マネーフォワードは7日、「マネーフォワード クラウド固定資産」において、法人税申告書の別表十六の各種明細書作成と、償却資産の電子申告に対応したと発表した。償却資産申告や法人税申告にかかる手間を解消し、固定資産管理業務を効率化する。

 マネーフォワード クラウド固定資産は、固定資産管理業務に携わる関係者の業務効率化を支援する、クラウド型の固定資産管理システム。経理部門における固定資産の取得や異動登録から、償却計算、増減集計、自動仕訳、償却資産申告まで、さまざまな業務の省力化に対応しているという。

 この固定資産管理業務では、償却資産申告や法人税申告を行うために税務申告書を作成する必要があるが、特に法人税申告においては、減価償却における会計と税務の差異を確認し、別表十六の各種明細書を作成する必要があるため、担当者の業務負荷が大きかったとのこと。

 こうした課題の解消に向けて、今回は法人税申告書の別表十六に対応し、各種明細書を作成できる機能を提供開始した。「税務申告」画面から「法人税申告」メニューを選択することで、申告書類を作成可能となり、別表十六(一)、別表十六(二)、別表十六(四)、別表十六(六)、別表十六(七)、別表十六(八)の申告書類を作成可能だ。

 また、インターネットを利用して地方税の手続きを電子的に行うシステム「eLTAX」に対応したソフトウェア「PCdesk」を用いた償却資産の電子申告に対応。マネーフォワード クラウド固定資産上で「提出先市町村コード」および「提出先区・事務所コード」を設定することで、「償却資産申告」画面から償却資産申告書をCSVファイル形式で出力できるようになった。出力したCSVファイルをPCdeskに取り込むと、償却資産の電子申告を行えるという。

 マネーフォワードでは、これらの機能により、これまで手作業で行っていた税務申告書作成を自動化し、固定資産管理業務の効率化を実現すると、その効果を説明している。