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ダイテック、日本国内2拠点目の第二データセンターを竣工

 株式会社ダイテックは6日、日本国内で2拠点目となる同社の第二データセンターが竣工したと発表した。

 ダイテックは、石油販売業向けのSS事業、建設設備業向けのCAD事業、建設現場や不動産業・工務店向けクラウド事業の3事業を展開しており、SS事業が提供する石油販売向けPOSシステムと、CAD事業の提供する建設設備業向けCADソフトは、業界トップクラスのシェアを誇り、クラウド事業は近年のDX化の追い風により、全国7万5000社以上が利用するサービスにまで成長を遂げているという。それらサービスのバックボーンとなるデータセンターを自社運営することで、そのメリットを最大限に生かし、顧客に安心と安全を提供するとしている。

第二データセンター外観 ※一部加工

 今回竣工した第二データセンターは、日本国内の地盤が強固な地区に立地し、最新の災害対策とセキュリティ体制により、安定的なサービスの提供を約束すると説明。災害対策では、大規模地震に対応した免震構造を採用し、災害時には無停電電源装置と非常用発電機からの電力供給を確保する。また、第一データセンター、第二データセンター間を専用回線で接続し、高速通信でのデータバックアップを可能としており、緊急時の事業継続に備えている。その他、サーバーラックや重要設備を2階以上に設置するなど、河川氾濫などの水害対策にも備えている。

 通信環境は、電力会社の異なる局から複数系統のアクセス回線で構築し、高い冗長性を確保。迅速なデータアクセスと安定性を確保している。セキュリティ体制は、入退館時には多要素認証を採用。館内は常時遠隔監視され、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格であるISO/IEC 27001認証を取得している。