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NTTアグリテクノロジー、施設園芸向け生産・労務管理サービス「Digital Farmer」

データを基にした作業状況の進捗管理や計画策定、受発注管理などを支援

 株式会社NTTアグリテクノロジーは1日、施設園芸向け生産・労務管理サービス「Digital Farmer」を提供開始すると発表した。

 Digital Farmerは、圃場の生産・労務実績データをもとに、リアルタイムで作業状況の進捗管理や精度の高い計画策定、進捗に応じた受発注管理により、農業経営をサポートするサービス。経験と勘に頼らない“データ駆動型”の農業経営を手軽に実現でき、収量増と生産性向上につなげられるという。

 具体的には、ダッシュボードによる圃場全体の作業進捗・収穫実績のリアルタイム把握が可能なため、管理者が作業遅れを早期に発見してタイムリーな指示を行え、計画的な安定出荷を支援するとした。

 また、作業者がスマートフォンのアプリを用いて、作業内容や作業場所(区画・列)、作業開始および終了時間等の作業情報を記録する仕組みを搭載。正確な作業実績データを収集して作業状況の見える化を図れるという。なお、アプリは感覚的なUIを備えているので、作業の登録は容易に行えるとのこと。

 さらに、勤務人数や、スキルレベル・作業効率データなどの作業者の特性により、自動で作業割当・シフト策定を行う機能を備え、管理者のシフト組み立ての業務負担を軽減する。作業者側では、自身のスマートフォンから作業予定を確認可能だ。

 なお、実際の圃場レイアウトに合わせて区画や品種、作業道具の設定・管理を行えるので、正確なデータ収集に対応する。例えば、1区画に複数品種を栽培している場合、品種ごとの細かな設定を可能にしているとのこと。

 ライセンス形態としては、圃場の年間売上に応じて利用料金が変動する売上連動型と、月額固定型の2種類が用意された。月額固定型は、圃場面積に応じた料金プランと、利用したい機能を選べる料金プランが設定されている、