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リコー、共創施設「RICOH BIL TOKYO」を品川に移転 企業の課題可視化と解決を支援

 株式会社リコーは、顧客企業との競争により価値提供事例を共創する施設「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO」(以下、RICOH BIL TOKYO)を移転・拡大し、東京・港区にある品川シーズンテラス18階にて、2月1日よりリニューアルオープンすると発表した。敷地面積は約1000㎡。

 RICOH BIL TOKYOは、体験と対話から生まれた顧客企業のアイデアや未来構想の具現化を支援する、招待制の施設。リコーの強みである顧客接点力を生かした、100以上ある各業種の顧客価値シナリオと、自然言語処理や空間認識分野に強みを持つリコー独自のAI技術を掛け合わせ、価値提供事例を顧客企業と共創するという。

 施設には、デジタルに精通した技術者出身のビジネスデザイナーやDXコーディネーターといった専任のデジタルエキスパートが常駐。企業で顕在化している課題に対して、ソリューションやユースケースを提案するだけでなく、そうしたエキスパートと企業との対話や、デザイン思考を取り入れたワークショップを通じて、潜在的な課題までも可視化するとのこと。

 なお、価値シナリオの例としては、建設業におけるファシリティマネジメントの無人化を目指す画像認識AI技術や、クラウド型業務改善プラットフォーム「RICOH kintone plus」と、自然言語処理AIでデータ分析を行うサービス「仕事のAI」を活用した営業ワークフロー改善事例などを挙げている。

 具体的な施設としては、技術展示デモンストレーションエリアやワークショップルームに加え、顧客企業との対話の場である「ラウンジ」、デジタル技術により人々の創造性を引き出す会議空間「RICOH PRISM」などを備えた。

技術展示デモンストレーションエリア
ワークショップルーム
ラウンジ
RICOH PRISM