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東芝テック、セキュリティ強化に有効なIPP-PIN印刷に対応したA3カラー複合機「e-STUDIO2021AC」を販売

A3カラー複合機「e-STUDIO2021AC」(自動両面原稿送り装置「MR-3000」、給紙ユニット「MY-1051J」、多段給紙装置「KD-2019J」を装着した状態)

 東芝テック株式会社は26日、複合機「e-STUDIO」シリーズの新モデルとして、A3カラー複合機「e-STUDIO2021AC」を2月20日に発売すると発表した。

 e-STUDIO2021ACは、e-STUDIOシリーズのコンセプト「Workstyle Renovation」を継承し、複合機の利用シーンをオフィスに限定することなく、多様化するワークスタイルに対応。新たにセキュリティ強化に有効なIPP-PIN印刷機能や、送信FAXに記載する自局名称などの項目を設定する機能を実装した。これにより、複合機の安全性・利便性を向上し、業務の効率化に寄与するとともに、顧客のワークスタイルをさらに進化させるとしている。

 IPP-PIN印刷機能は、従来のIPP印刷にPINを追加した印刷に対応する。PC側でPINを設定した場合、複合機側で同じPINを入力することで印刷が可能になる。スマートフォン、タブレット端末にも対応し、他者に見られたくない機密書類などを印刷する際のセキュリティを向上する。

 また、FAX送信時に印刷される、自局名称などの記載項目を設定に対応。例えば「宛先と自局名称」「自局番号と自局名称」など、複数の組み合わせから選択できる。これにより、FAX送信におけるニーズに対しフレキシブルな対応が可能となる。

 e-STUDIO2021ACの価格は88万円(税別)。東芝テックは今後も、オフィスのみならず小売り・飲食・物流業の現場など、さまざまな場所を複合機の利用シーンとして想定し、多様化する働き方でも快適に利用できるよう、新たな価値を提供していくとしている。