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ALESが「後処理データサービス」を本格開始、ソフトバンクの独自基準点で観測した位置データを提供

 ソフトバンク株式会社の子会社であるALES株式会社は23日、ソフトバンクが提供する独自基準点の観測データを、後処理用にファイル形式(RINEX)で提供する「後処理データサービス」を、同日より本格開始すると発表した。

 「後処理データサービス」は、全国3300カ所以上のソフトバンクの独自基準点の後処理用データを、後処理用にRINEX形式で提供するサービスで、GPS、GLONASS、QZSS、Galileo、BeiDouなど、複数のGNSS(Global Navigation Satellite System)に対応する。

 利用企業は、自社のGNSS受信機で取得した観測データと、同サービスで提供されるデータを利用して後処理を実施するPPK(Post Processing Kinematic)測位を行うことにより、指定した時間の高精度な位置データを取得可能になるという。

 これにより、測量やデジタル地図の作製、ドローンの飛行データの解析などに利用できるほか、「後処理データサービス」のデータのみを利用して、気象や地殻変動などに関する研究活動に活用するといったことも可能とした。

 利用料金は従量課金となり、1分あたり40円(税別)。データ間隔は1、2、5、10、15、20、30、60秒から選択でき、過去6カ月のデータ提供に対応する。