サイレックス、製品の脆弱性を監視する管理サービス「AMC Protect」を提供

　サイレックス・テクノロジー株式会社（以下、サイレックス）は10日、製品セキュリティの脆弱性を監視し、ソフトウェアサプライチェーンをより強固にするソフトウェア管理サービス「AMC Protect」の販売を開始した。

　AMC Protectは、サイレックスの組み込み無線LANモジュールを採用する製品や、OEM製品を購入する顧客に向けたサービス。セキュリティ規制の強化が進む医療・産業市場顧客に対して、SBOM（ソフトウェアコンポーネントやそれらの依存関係の情報も含めた機械処理可能な一覧リスト）の管理から、脆弱性の監視・発見・通知、対策ソフトウェアの提供までを包括的に支援する。

　サービスは、SBOMの提供と定期的な更新が基本で含まれ、1）脆弱性公開情報の監視／通知サービス、2）脆弱性対策ソフトウェア提供サービス、3）積極的な対策ソフトウェア提供サービス――の3つのレベルから、サービス内容を選択できる。

　AMC Protectを導入することで、持続的なサイバーセキュリティへの対応やSBOM管理コストの低減、脆弱性への対応スピードの向上、オープンソースソフトウェア（OSS）の利活用に伴うライセンスリスクの低減が期待されるとしている。

　提供価格は、1契約年額120万円（税別）から。契約は、1製品1契約。