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GitHub、コーティングを支援するAIチャットボット「GitHub Copilot Chat」を一般提供

 米GitHubは現地時間5日、AIによりコーティングを支援するチャットボット「GitHub Copilot Chat」の一般提供(GA)を開始したと発表した。

 GitHub Copilot Chatは、OpenAIのGPT-4を搭載し、開発者のシナリオに特化して設計されたコンテキストを認識するAIアシスタント。ドイツ語やポルトガル語、日本語など選択した自然言語でGitHub Copilot Chatにプロンプトを入力することで、統合開発環境(IDE)を離れることなく、リアルタイムでガイダンスを受けられる。

 複雑なコーディング概念の説明から、セキュリティの脆弱性の検出、単体テストの記述まで、GitHub Copilot Chatはすべての開発者が思考する速さでイノベーションを起こせるよう支援するとしている。

 GitHub Copilot Chatは、Visual Studio CodeとVisual Studio向けに一般提供を開始した。コーディング支援機能「GitHub Copilot」プランを利用しているユーザーは、追加料金なしでGitHub Copilot Chatを利用できる。また、GitHubが認定した教員、学生、人気のオープンソースプロジェクトのメンテナーには無償で提供される。

 GitHubでは、同社の社内開発者もGitHub Copilot Chatを活用して、ワークフローの状態を維持し、よりセキュアで優れたソフトウェアをこれまで以上に速く開発していると説明。その代表的なフローには、「プログラミング言語間のシームレスな翻訳」「コーディングに関してリアルタイムな回答を得る」「コーディングプレクティスを即座に更新することでより大局的に考える時間を増加」などがあり、GitHubは開発ライフサイクル全体へのAIを導入を進めていくとしている。