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インテック、銀行向けサービスでスリーシェイクのWebアプリ向け脆弱性診断ツール「Securify」を採用

 株式会社スリーシェイクは22日、株式会社インテックが、銀行向けサービスのセキュリティ対策のため、自動脆弱性診断ツール「Securify(セキュリファイ)」を導入したと発表した。

 インテックでは、地方金融機関向けのクラウドサービスの運用と保守を行っており、約40の銀行が同社のサービスを利用しているというが、今回はそれらのサービスの中で、ローン申請の受付窓口と、受付後の審査状況を管理するクラウドサービスに、SecurifyのWebアプリケーション脆弱性診断を導入した。

 同社では以前から、AWS Inspectorを用いたセキュリティ評価や、Owasp ZAPによるWebアプリケーションの脆弱性診断を行っていたが、これらは設定や実行を手動で行う必要があり、実施までに手間がかかっていたとのこと。

 そこで、他のサービスでかかわりがあったスリーシェイクが提供するSecurifyの導入を検討。すぐに診断を実施できる柔軟性などを評価してSecurifyを導入し、脆弱性診断の手続きの簡素化と、効率的な実行を可能にしている。インテックによれば、これまでは脆弱性診断を実施するまでに3週間の準備が必要だったというが、Securifyの導入により定期スケジュール診断(現在は月に1回)が可能になったため、準備期間をゼロにできたとした。

 またインテックでは、Microsoft Teamsへ診断結果を連携できる点や、機能ごとの課金ではなく、ドメインごとの課金で利用できる点も評価している。