Cuon、Spree Commerceを基盤としたeコマース最適化ソリューション「ECO」

　株式会社テラスカイのグループ会社である株式会社Cuonは、eコマースプラットフォーム「Spree Commerce」を利用し、eコマース環境の構築・導入・運用保守までをトータルで支援するサービス「ECO（EC Optimization）」を、2024年1月より提供開始すると発表した。

　ECOは、RubyベースのヘッドレスコマースプラットフォームであるSpree Commerceを基盤に、ECサイト構築から運用保守までをトータルでサポートするサービス。ヘッドレスアーキテクチャの採用により、ブランド戦略にあったカスタマイズ、デザインを実現しやすくなっているとともに、豊富なエコシステムにより、アップデートも用意という。

　またECサイト構築においては、リリース後にブランド戦略の変化や、顧客／社内担当者のニーズに応えた結果、採用した商用製品が個別化・ブラックボックス化し、追加開発が困難となる課題が起こり得るが、ECOでは、Spree Commerce標準機能の設定とカスタマイズ機能を分離することで、顧客の嗜好に対応しながら、最新機能を反映した柔軟なECサイトの長期的な運用を実現するとした。

　導入についても、スターターキットをベースに最短2カ月でサービスを開始できる短期導入に対応。ECサイトで要望が多いカート注文のフローをシンプルな設計を採用しているほか、場所・手段を選ばない決済方法のカスタマイズ、コールセンター代理注文機能など、Cuonのノウハウ（Cuonology）によって独自機能を実現しているとのこと。

　さらにオプションとして、OMS（受注管理システム）の導入・構築支援にも対応。2024年3月には、生成AI機能をオプション提供する予定だ。AIによる商品サポートボットや、パーソナライズされたレコメンデーション機能を利用できるので、顧客の購買行動を認識し、それに基づいてカスタマイズされたマーケティング戦略の展開が可能になるとしている。