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コニカミノルタ、オフィス用複合機・プリンター「bizhub iシリーズ」4機種を発表

 コニカミノルタ株式会社は5日、オフィス用複合機・プリンターのラインアップ「bizhub iシリーズ」について、A4カラー複合機「bizhub C4051i」「bizhub C3321i」、A4カラープリンター「bizhub C4001i」、A4モノクロ複合機「bizhub 4051i」を2024年1月から順次発売すると発表した。

 bizhub C4051i/4051iは、角度調節可能な10.1インチの大型タッチパネルを装備し、マルチタッチやパネルバイブレーションにより、スマートフォンやタブレットのような操作性を実現した。グローブタッチ機能では、手袋をしたまま操作可能なため、衛生面を重視する職場でも安全に使用できる。

bizhub C4051i

 また、bizhub C4051i/4051iは、ネットワークで接続された複合機として、クラウドとの連携機能も充実させた。bizhubスキャンイメージ分割アプリでは、複合機ガラス面に置いた複数枚の小サイズ原稿をスキャンし、クラウドで1枚1枚に画像を分割する。分割されたファイルをメールで送信することや、複合機内のボックスやNASに保存ができる。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応において、多数の領収書やレシート、小切手などを一括でスキャン、電子化して保存でき、業務効率化に貢献する。

 コニカミノルタが提供するクラウドサービス「bizhub essentials」を活用すると、テレワーク時や外出先からでも、複合機を介して情報共有を円滑にし、効果的に業務を行える。オフィスに居なくても受信FAXの確認やFAX送信ができ、クラウド経由でオフィスにある複合機からの印刷や紙文書の電子化も行える。

 また、bizhub C4051i/4051iにはBitdefenderのスキャンエンジンをベースにしたウイルススキャン機能をオプションで追加できる。データの受信後と送信前に、ウイルススキャンをファイル単位で行うことで、ファイルに感染したウイルスを検知し、拡散を未然に防ぐ。さらに、定期的に複合機内のファイルをチェックし、潜在しているリスクを検知する。

 bizhub C4051iでは、幅420mm×奥行き528mmと、従来機比で幅約25%、奥行き約11%の縮小率を実現しながら、オプションの570枚給紙ユニットを3段追加することで、最大2390枚の給紙が可能。郵便はがきや封筒が本体給紙トレイから印刷でき、手差しトレイが使用できないような設置場所でも高い生産性を提供する。

 bizhub C4051i/4051iは、オプションのオフラインステープラーを装着することで、一度に20枚までステープルとじが可能。スキャンやコピーの際に、針を外した原稿をとじ直すことや、印刷物をその場ですぐにとじられる。

 また、bizhub C4051i/4051iは、複合機のパネルからコニカミノルタのアプリケーションダウンロードサイト「Konica Minolta MarketPlace」に接続し、アプリケーションをインストールすることで、操作性向上やクラウドとのスキャン連携などの機能を複合機に追加できる。インストール後は自動更新されるので常に最新の機能を利用でき、管理者の負担も軽減される。

 製品の価格(税別)は、bizhub C4051iが85万5000円、bizhub 4051iが62万5000円。bizhub C3321iとbizhub C4001iはオープン。