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JPIX、台湾Chief Telecomの「TPIX」との戦略的パートナーシップを発表

 株式会社JPIXは30日、同社が運営するインターネットエクスチェンジ(IX)「JPIX」と、台湾Chief Telecomが運営する「TPIX(Taipei Internet Exchange)」が、正式に戦略的パートナーシップを構築したと発表した。

 JPIXとTPIXのパートナーシップは、メンバー間のインターネットトラフィック交換を促進させることを目的としていると説明。このパートナーシップを通じて、メンバー間のより安定的かつ効率的なトラフィック交換のソリューションを提供し、世界のインターネット接続における台湾と日本の役割をさらに強化するとしている。

 JPIXは日本初の商用IXで、世界のTOP50にランクされるグローバルなIX。TPIXはChief Telecomが運営する台湾最大のIXで、世界の96位にランクされている。TPIXとJPIXのパートナーシップを通じて、両社は相互にサービスを拡張し、より効率的なメンバー間のトラフィック交換を実現すると共に、台湾の企業ユーザーはJPIXを通じて、IXにとどまらない多様なネットワークサービスを日本で利用可能となる。

 また、700社を超えるJPIXのIX、VNEユーザーも、台湾最大のITインフラ企業であるChief Telecomの多様なサービスの利用が可能となる。両社は、このパートナーシップを通じて新たなシナジーを創出し、顧客のICT基盤強化に貢献していくとしている。

契約を締結したChief Telecom副社長のTim Chiang氏(左)とJPIX代表取締役社長の鶴昭博氏(右)