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NTTデータ東北、スマートシティポータルアプリ「EYE-Portal」を活用したサービスを仙台市に提供

 株式会社NTTデータ東北は28日、株式会社NTTデータ関西が提供するスマートシティポータルアプリ「EYE-Portal」を活用したサービスを、宮城県仙台市に2024年3月から提供すると発表した。

 EYE-Portalは、防災をはじめとしたスマートシティに関するサービスに加え、地域の企業や団体が提供する情報やサービスを連携し、生活者一人ひとりの興味関心、ヘルスケア志向に見合った情報やサービスを提供できる総合ポータルアプリ(スーパーアプリ)。近年、内閣府が推進しているデジタル田園都市国家構想の施策の一環として、スマートシティモデルの構築に活用できる。

 NTTデータ東北では、近年、多種多様なサービスが増え、生活が便利で豊かになる一方、情報過多やさまざまなサービスが行き交い、市民や来街者が自分に必要な情報やサービスにアクセスしづらいという課題があると説明。EYE-Portalを活用したサービスを通して、自治体・地域企業・生活者間をシームレスにつなげることで、スマートシティ関連のサービスや地域企業のサービスが融合された多くの情報の中から、利用者は自分に有益な情報のみをスムーズに受け取れるとしている。

 これにより、ユーザーによるサービスの利用が活性化し、生活者は「生活の質の向上」、自治体・地域企業は「地域経済の活性化」といった付加価値を享受できると説明。また、日常生活に必要な情報発信にとどまらず、防災・減災の備えの情報を織り込みながら、日常と災害時などの非日常を「フェーズフリー」につなぎ、安心して豊かに暮らせる社会の実現に寄与するとしている。

 NTTデータ東北とNTTデータ関西は今後、サービスの提供を通して「より住民の視点を取り入れたITによる社会課題の解決」と「生活者のWell-Being向上」に貢献できるよう、スマートシティモデル構築のサービスの充実を図るとしている。

スマートシティポータルアプリ「EYE-Portal」サービスの流れ