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キヤノンMJ、金融機関の本人確認業務に特化した「個人認証カードリーダー ID-MY2」を発表

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は20日、キヤノン電子株式会社製の新製品として、マイナンバーカードなどの公的証明書と金融機関のキャッシュカードの読み取りに特化し、金融機関の本人確認業務を効率化する「個人認証カードリーダー ID-MY2」を、2024年4月1日に発売すると発表した。価格はオープン。

 個人認証カードリーダー ID-MY2は、マイナンバーカード、運転免許証、在留カードなどの公的証明書のIC読み取りと、全国銀行協会(以下、全銀協)の仕様に準拠した銀行キャッシュカードの磁気・IC読み取りに対応する製品。製品と、iPad/Android/Windows搭載のスマートデバイスを組み合わせることで、金融機関窓口における公的証明書やキャッシュカードによる本人確認の業務負荷が低減され、セルフ手続きによる店舗省人化も促進する。

 また、渉外業務や生命保険契約業務など、外出先での本人確認や口座振替手続きにおいて、専用用紙への記入や印鑑による確認が不要になるため、手続きの短縮化とペーパーレス化を実現する。今後、サイバートラスト株式会社が提供するビジネスプロセスのデジタル化を促進するトラストサービス 「iTrust」シリーズの「iTrust 本人確認サービス」と連携し、公的個人認証に対応予定で、より厳格な本人確認を可能にする。

 キヤノンMJは、銀行や信用金庫、生命保険会社などの金融機関を中心に、同製品の導入を推進すると説明。これまで展開してきた、顔認証付きカードリーダー「Hi-CARA」を活用したマイナンバー関連ソリューションと、金融業界向けソリューションのノウハウを生かし、金融機関の業務プロセス改革と顧客サービスの向上を支援していくとしている。