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Microsoftが11月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む58件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は15日、11月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint、Exchange Server、Microsoft .NET、Visual Studio、Dynamics 365、Azure関連のソフトウェア、System Center。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2022/2019/2016)のみ。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで58件、うち最大深刻度が“緊急”のものが3件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Windows Cloud Files Mini Filterドライバーの特権の昇格の脆弱性(CVE-2023-36036)」「Windows DWM Coreライブラリの特権の昇格の脆弱性(CVE-2023-36033)」「Windows SmartScreenのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性(CVE-2023-36025)」の3件については、更新プログラムの公開前に悪用が確認されており、マイクロソフトでは更新プログラムを早急に適用するよう呼びかけている。