サイバネットシステム、OT/IoT/IT機器のセキュリティ統合管理を実現する「Armis Centrix」を提供

　サイバネットシステム株式会社は13日、米Armisの日本ブランチであるアルミス・ジャパンと日本における販売代理店契約を締結し、OT/IoT/IT機器のセキュリティ統合管理を実現するサイバーエクスポージャー管理プラットフォーム「Armis Centrix（アルミス セントリクス）」の販売を開始したと発表した。

　Armis Centrixは、資産管理、セキュリティ対策、脆弱性の修復に焦点を当てた、クラウドベースの包括的なセキュリティ統合管理システム。ICS/OT機器、産業用ロボット、エアコン、医療機器、プリンター、スマートテレビ、IPカメラなど、管理ネットワーク上のあらゆる機器を検出し、Armisがこれまでクラウド上に蓄積してきたインテリジェンスをもとに、メーカー名／製品名／型番／OS／ファームウェアバージョンなどを付加した管理台帳を自動生成する。この情報をもとに、機器の挙動を常時AIで分析し、不審な動きがあればリアルタイムで防御してシステムを保護する。

　ネットワークの通信パケットから機器のプロファイル情報を取得する独自技術により、ネットワークに接続しているすべての機器を検出できる。また、Armisがこれまでトラッキングして蓄積してきた30億を超える機器のメタデータをもとに、全世界の2500万種を超えるデバイスプロファイル情報と照合させ、IPアドレスのほか、メーカー名／製品名／型番／OS／ファームウェア・バージョンなどを自動識別できる。これにより、意図しない通信や機器を洗い出し、最新の機器情報を正確に把握できる。

　また、各機器にエージェントをインストールする必要がないため、導入およびメンテナンスを容易に行える。

　世界165カ国、30億台以上の機器について最新情報を学習しているAIが常時監視しており、同一機器のプロファイルから利用機器の脆弱性を判定して対応の優先順位を報告するほか、不審な動きを検知した際は直ちに管理者に通知する。

　さらに、Armis Centrixは、主要なセキュリティソリューションベンダーとパートナーシップを結んでおり、APIを利用した連携が可能。例えば、ファイアウォールとArmis Centrixの連携設定を行い、機器の不審な動きを検知した際に、通信をブロックするといったことが可能となる。