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M-SOLUTIONS、kintoneアプリとChatGPTを連携可能にするkintoneプラグインを提供
2023年10月27日 10:00
M-SOLUTIONS株式会社は26日、サイボウズの業務アプリ作成クラウド「kintone」のプラグインとして、kintoneアプリとOpenAIの生成AI「ChatGPT」を連携させる「Smart at AI for kintone Powered by GPT」を提供開始すると発表した。
Smart at AI for kintone Powered by GPTは、kintoneアプリとChatGPTを連携可能にするプラグイン。これを利用すると、アプリ内に登録されている、会社名や製品情報などの情報を利用して、kintone内でトークスクリプト作成やメルマガ案作成などを行える。
利用にあたっては、他プラグインと同様、プラグインをダウンロードしアプリに追加するだけで、すぐにChatGPTと連携が可能。プロンプトの設定や編集もプラグイン設定画面で容易に行え、特別な技術は必要ないという。
セキュリティ面では、APIを活用することで学習データとして蓄積されない仕組みを提供するほか、機密情報や個人情報をアプリ内から挿入したい場合は、機密フィルタを設定可能。機密フィルタを設定すると、プロンプトをハッシュ化（別の文字列に変換）してAIによる生成が開始され、戻ってきたハッシュを再び復元することで、安全かつ精度を落とさずにAI生成を行えるとした。また、管理者はログを出力できるので、ユーザーの「誰が」「いつ」「どんなプロンプトを入力しているのか」などを確認可能だ。
なお、プロンプトはアプリごとに事前に設定し保存されるが、普段の利用ではプロンプトを気にすることなく、必要事項を入力するだけで生成が完了する。加えて、プロンプト設定から生成までkintone内で完結するため、ChatGPTとのツール間の移動の必要がない点もメリットとした。
価格例（税別）は、GPT3.5、生成1000件/月までの「GPT3-1000」プランの場合、初期費用が10万円、年額費用が12万円。GPT4、生成1000件/月までの「GPT4-1000」プランでは、初期費用が10万円、年額費用が96万円となる。
なおM-SOLUTIONSでは、提案先企業名、顧客の氏名、自社製品情報を入力・チェックするだけで、セールストークスクリプトを作成するアプリや、メルマガに記載したい内容の概要を入力するだけで、タイトル案から本文案までを作成するアプリなどに活用できると、利用例を紹介している。
