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パナソニック コネクト、車載モデルや高解像度モデルをラインアップに加えたコンパクトドームカメラ8機種の取り扱いを開始

 パナソニック コネクト株式会社は16日、i-PRO株式会社のコンパクトドームカメラについて、2MP(200万画素)解像度のモデル5機種を10月から、4MP(400万画素)解像度モデル3機種を2024年2月から取り扱い開始すると発表した。

 新製品は、薄さ53mmのコンパクトな筐体で、環境調和に適したブラックモデル、高解像度4MPモデル、車載モデルをラインアップする。車載モデルは、複数の鉄道・車載用規格に準拠しており、鉄道や自動車における振動や衝撃に耐えうるよう設計されている。これにより、従来モデルでは難しかった鉄道や自動車への設置が可能となり、昨今求められる鉄道車両やバス車内の安心・安全な環境作りに貢献する。

 AIプロセッサー搭載で、物体識別精度(人・車・二輪車)が向上し、AIアプリケーションをカメラにインストールすることで、さまざまな画像解析が可能になる。例えば、指定した禁止エリアに人や車が侵入したことをカメラが検知して通知することで、警備業務の効率化に貢献する。さらに、新しくラインアップに加わった高解像度4MPモデルでは、2MPモデルと比べてより遠くの被写体やより小さい被写体をAIプロセッサーで認識でき、AI画像解析の用途で活用しやすくなった。

 全モデルにIR-LED(赤外線照明)を搭載し、照度0ルクスの環境下でも撮影が可能。IR-LEDは2MPモデルで最長15m、4MPモデルで最長10mの照射が可能で、夜間でも被写体を鮮明に捉えられる。

 データの改ざんやなりすましを防ぐセキュリティ性能としては、第三者機関発行の電子証明書(Global Sign)に加えて、FIPS 140-2 Level3に認定されたハードウェアを搭載し、データ保護性能を強化した。