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キヤノン、在宅勤務向けインクジェットプリンター2機種を発表 特大容量タンク「GIGA TANK」を搭載

GX2030

 キヤノンは9月28日、オフィスと同等の効率的な働き方を支援する、在宅勤務に特化した新コンセプトのプリンターとして、特大容量タンク「GIGA TANK(ギガタンク)」を搭載した、FAX機能付きインクジェット複合機「GX2030」とインクジェット複合機「GX1030」を10月下旬から順次発売すると発表した。製品の価格はオープン。

 新機種は、自宅の居住空間と調和する新デザインを採用し、スキャンユニットを小型化したことで、限られたスペースでも設置場所を選ばないコンパクトサイズを実現。操作部をプリンター前面のフラットパネル上にまとめたほか、インク充填(じゅうてん)・給紙・メンテナンスカートリッジ(別売り)の交換といった、プリンターの基本操作をすべて前面側で行えるフルフロントオペレーションを可能とした。さらに、インク注入口に新機構のレバーを採用し、インクの注入を容易にするなど、使い勝手を向上した。

 インクの浸透特性をコントロールする新開発の顔料インクと、インク滴のサイズを小さくし、インク滴同士の重なりを抑える新画像処理技術により、濃くくっきりした文字とにじみの少ないシャープな画質の両立を実現。全色顔料インクを採用することで、小さな文字や両面印刷の文書でも鮮明で裏写りが少ない、高品位な印刷を可能にした。また、印字部にマーカーを引いてもにじみにくいため、書き込むことの多いビジネス文書の印刷に適している。

 連続プリント(片面)はA4モノクロ文書毎分約15.0枚、A4カラー文書毎分約10.0枚、ファーストプリントはA4モノクロ文書約9秒、A4カラー文書約11秒と、モノクロ・カラーともに高速プリントを実現。GIGA TANKの搭載により、A4モノクロ文書1ページあたり約0.9円、A4カラー文書1ページあたり約3.0円と印刷コストを抑えつつ、ブラックインクボトルとカラーインクボトルともに、1本分の容量でA4約4500ページの印刷ができる。