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カシオ、小規模企業向けの受発注サービス「BC受発注」を提供 発注側は無料でサービスを利用可能

 カシオ計算機(以下、カシオ)は26日、小規模企業向けの受発注サービス「BC(ビーシー)受発注」を10月10日より提供開始すると発表した。

 カシオによれば、小規模企業ではコストの高さや運用の複雑さから受発注システムの導入が進まず、依然として電話やFAX、メールで商品の受発注業務を行っており、受注側では、注文の聞き間違いや読み間違いによる受注ミスが起きたり、納品書を作成する手間がかかったりしているほか、発注側でも、発注の漏れや重複の発生といった課題を抱えているという。

 今回発表されたBC受発注は、PCやタブレット、スマートフォンから受発注内容を入力・管理できるサービスで、こうした課題解決に効果を発揮するとのこと。受注側では、発注元の名前、注文された商品、数量などのデータを一元管理でき、販売管理システムとの連携により納品書の出力までを一貫して行えるため、これまで手入力していた作業時間を削減できるとした。なお販売管理システムは、当初はカシオの「楽一」との連携に対応する。

 一方の発注側に向けては、シンプルで使いやすいユーザーインターフェイスを提供。商品一覧から必要な数量を入力するだけで発注を行えるほか、発注履歴の確認や、発注回数順による商品一覧の並び替えなどにも対応している。また、発注側は無料でサービスを利用できるので、取引の活性化を支援するとした。

 料金体系としては、注文回数に応じた従量課金と固定の年額料金の2つのプランを用意しており、価格は月額5280円(税込)から。