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キヤノン、映像制作からオンライン会議/講義配信にも利用できる屋内型4Kリモートカメラ「CR-N100」を発表

 キヤノンは13日、リモートカメラシステムの新製品として、屋内型の4Kリモートカメラ「CR-N100」を10月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。

 CR-N100は、会議室や教室でも設置しやすい小型ボディーのPTZ(パン・チルト・ズーム対応)リモートカメラ。会議や講義、イベント、セミナーなどのオンライン化が定着する中、ライブ配信や映像収録への需要が高まりに対し、リモートカメラのラインアップにCR-N100を加えることでユーザーの裾野拡大を図り、プロの映像制作から、企業や自治体、教育機関などにおける映像コンテンツを活用したコミュニケーションまで、幅広く支援するとしている。

CR-N100

 1/2.3型CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV6」など、業務用ビデオカメラで培った技術を生かしたキーデバイスを搭載し、4K/30Pの高画質な映像撮影を実現。また、焦点距離29.3mm~601mm相当の光学20倍ズームレンズを搭載し、広角から望遠まで幅広いシーンの撮影に対応する。「ポートレート」「スポーツ」「ローライト」「スポットライト」の4種類のシーンモードを搭載し、被写体に応じたシーンモードを選択するだけで最適な映像表現ができる。

 キヤノンの映像制作機器を制御する独自のIP「XCプロトコル」や、ストリーミング配信が可能な「RTMP」、ライブ映像制作を支援する「NDI|HX」、高品質・低遅延・安全な映像伝送を特長に近年広く採用されている「SRTプロトコル」に標準対応し、制作環境に合わせた柔軟なシステム構築ができる。

 映像出力インターフェイスは、IP、HDMIに加え、USB通信の標準規格「UVC(USB Video Class)」に対応し、PCと本体をUSBケーブルで接続するだけでウェブ会議用のカメラとして使用できる。最大200台のカメラを一括で設定・管理できる「マルチカメラマネジメントアプリ」(無償)にも対応し、企業や自治体、教育機関などで大規模なシステムで使用する場合も、効率的な運用を実現する。