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Microsoftが9月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は13日、9月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint、Exchange Server、Microsoft .NET、Visual Studio、Dynamics 365、Azure関連のソフトウェア、Microsoft Malware Protection Engine。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2022)、Microsoft .NET、Visual Studio、Azure関連のソフトウェア。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで62件、うち最大深刻度が“緊急”のものが5件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Microsoft Stream Servicesサービスのプロキシの特権の昇格の脆弱性(CVE-2023-36802)」と「Microsoft Wordの情報漏えいの脆弱性(CVE-2023-36761)」の2件は、既に脆弱性の悪用が確認されているとして、マイクロソフトでは修正パッチの適用を呼びかけている。