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CTCテクノロジー、従業員のDXに関する基礎的な知識を診断する新サービス

 CTCテクノロジー株式会社(以下、CTCT)は11日、企業のデジタル人材育成を目的として、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する基礎的な知識を診断する「DX基礎力診断サービス」を提供開始したと発表した。これを利用すると、企業が新規ビジネスの企画や業務変革に向けた施策を検討する前に、従業員が持つITの知識や、DXに必要とされる基礎スキルを明確に把握できるという。

 DX基礎力診断サービスは、全50問のWebテスト(推奨制限時間50分)を通じて、従業員のDXに関する基礎知識を把握するサービス。DXに関する基礎知識を測定して、カテゴリごとの強みや弱みを把握し、スキルアップにつなげたり、定期的に受験して知識の経年変化を測ったりできるという。

 テスト項目は、「IT入門」「AI・機械学習・ディープラーニング入門」「データサイエンス入門」「DX入門」「クラウド概要」の5部門に分かれており、デジタルリテラシー協議会が定義する、ビジネスパーソンに必要とされるデジタルリテラシー範囲「Di-Lite(ディーライト)」にも準拠しているとのこと。受験後は、受験者全員の正答比率やスキルレベル(正答率)がテスト項目の分野ごとにレポートで可視化され、部署ごとの得意・不得意分野も算出可能だ。

 価格は、10名で4万4000円(税込)から。

 なおCTCTでは、診断レポートの結果をもとに、受験者一人ひとりにあった研修コースも提案する。例えば、基礎的なDXに関する知識を習得できる「IT/AI・機械学習・ディープラーニング/データサイエンス/DX/クラウド」の基礎研修コースなどが用意されており、対面式・オンライン式の受講コースに加え、動画で繰り返し講義を見ることが可能なCLS(CTCTラーニング・サブスクリプション)サービスを利用すれば、基礎知識の定着につながるとした。

 また、より実践的な、ビジネスデザイナーやDXマネージャーなど企画・実行に関わるスキルを獲得するコース、データサイエンティストやAIエンジニアなど専門的な技術スキルを獲得するコースなども提供する。