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フリービット、どこからでも同じ固定IPが利用できるサービス「どこでもIP」

通信環境や契約プロバイダーなどに依存せずに利用可能

 フリービット株式会社は11日、グローバル固定IPv4アドレス(以下、固定IP)を用いて、固定IPを必要とするネットワークへのアクセスを高セキュリティかつ容易に実現するサービス「どこでもIP」を提供すると発表した。

 企業が従業員などに社内システムへアクセスを認める場合に、特定のIPアドレスに絞ってアクセス許可設定を行う運用は、広く行われている。

 今回発表された「どこでもIP」は、フリービットが持つ潤沢なIPv4アドレスを有効活用し、どこにでも持ち出しできる固定IPサービスを提供するサービス。通信環境や契約プロバイダー、利用OSなどに依存せず、アカウントごとに割り当てられた専用固定IPアドレスでネットワークへのアクセスを行えるようになるため、こうしたIPアドレスによる制限が行われている場合でも、接続が可能になるという。

 利用にあたっては、フリービットのWebサイトから「どこでもIP」の申し込みをするとともに、VPNを実装するオープンソースソフトウェア(OSS)の「WireGuard」を導入する必要がある。

 価格は1IPアドレスあたり月額550円(税込)で、最低利用期間は設定されていない。