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バルテス、テスト自動化ツール「T-DASH」のコマンドライン実行機能を正式提供

料金プランの刷新も

 バルテス株式会社は4日、テスト自動化ツール「T-DASH」において、現在β版で提供している「コマンドライン実行機能」を、10月1日より正式提供開始すると発表した。また料金プランを刷新し、10月中にはフローティングライセンスプランを実装。12月初旬に無料プランの提供を終了するとしている。

 T-DASHは、Webアプリケーションの動作確認・検証をノーコード/ローコードで実行できるテスト自動化ツール。日本語でテストケースを作成し、対象の画面と動作を定義するだけで、簡単にテストを開始できるという。

 そのT-DASHでは6月から、コマンドラインから直接T-DASHを実行できるコマンドライン実行機能をβ版として提供していたが、ユーザーからのフィードバックを踏まえて、各種不具合などの調整および機能改善を実施し、10月より正式版として提供を開始する。

 正式版では、テスト実行のコマンドに外部連携用(クラウド型モバイルテストサービス「AnyTest」、テスト管理ツール「QualityTracker」)のオプションを追加したほか、テスト実行結果に失敗があれば異常終了するように改善を行った。また、テスト実行のコマンドに「プロジェクトインポートをする・しない」オプションを追加したとのこと。

 なおバルテスでは、コマンドラインから直接T-DASHを実行できるようになったことにより、CI/CDツールを介してテストスクリプトを自動実行したり、テストの実行結果を自動収集したり、デグレード確認のためのリグレッションテスト(回帰テスト)を自動実行したり、といったことが可能になったと説明。開発工程の中で早期にバグを自動検出可能になったため、QCD(品質、コスト、納期)のさらなる向上が期待できると、その効果を説明している。

 一方、10月中旬の実装が予定されている新料金プランでは、1ライセンスにつき特定のPC1台で利用可能な現在のスタンダードプランを、ノードロックライセンスプランに改称。また、複数のPCで共有して使用できるフローティング(同時利用)ライセンスプランを追加する。

 1ライセンスあたりの価格(税込)は、ノードロックライセンスプランが月額3960円、フローティングライセンスプランが月額7920円。大規模向けのエンタープライズプラン(個別見積もり)も引き続き提供されるが、無料プランは12月初旬に提供を終了する。