コダックアラリス、AI-OCRとの連携によりドキュメント処理を自動化する「KODAK Info Input Solution」を提供

　コダック アラリス ジャパン株式会社（以下、コダックアラリス）は1日、さまざまなドキュメントのキャプチャ、データの抽出、仕分け、処理を自動化するIDP（Intelligent Document Processing Processing：高度文書処理）ソフトウェア「KODAK Info Input Solution」を、日本国内向けに提供開始した。

　KODAK Info Input Solutionは、マルチフォーマットによるデータのインプット、アウトプットに対応するソフトウェア。標準またはオプションのOCR機能に加え、AI-OCRとの連携により、対象ドキュメントに最適な文字認識技術をドキュメント単位で使い分けられる。従量課金でコストの増加を最小限に抑えながら、最適な文字認識技術を使い分けて正確にデータを仕分け、抽出し、そのデータを必要とするそれぞれの業務プロセスに引き渡せる。

　ネットワーク対応の「KODAK S2060w」スキャナーなどを利用すれば、PCにドライバーをインストールすることなくスキャンができ、また、「KODAK INfuse スマート コネクテッドスキャニングソリューション」と併用することで、完全PCレスでのスキャンにも対応する。ドキュメントスキャナー以外のFAXや複合機から取り込む場合、KODAK Info Input Solution の読み込みデータの補正機能により、斜めに読み込まれた画像からも正しくデータを抽出できる。

　紙からの取り込み以外にも、電子メール添付ファイルからの取り込みや、ホットフォルダーからの取り込み、モバイル端末からの取り込み、各種フォーマット（PDF、Excel、Word､Video､Audio など）に対応する。

　読み取りについては、標準実装の無償のOCRエンジンに加え、オプションのPDF出力モジュールではNuance OCRを利用して、ゾーンOCR（定型フォーマットの指定した位置にある文字情報を認識する機能）やサーチャブルPDF（文字検索ができるPDF）の出力に対応する。

　ABBYY Vantage、Google AI、Microsoft Cognitive Services、HYPERSCIENCE、Amazon Textractといった各種AI-OCRとの連携をサポート。また、日本語AI-OCRにも順次連携を予定する。

　各フローの処理状況をダッシュボード上で一元管理でき、企業の業務プロセスを一括して外部に委託するBPOでの進捗把握や、システム管理に寄与する。

　KODAK Info Input Solutionの価格（税別）は、サーバーライセンスが33万6000円から、クライアントライセンスが42万円から。