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NTT Com、セキュリティリスクの可視化と適切な対策を提案する「あんしんセキュリティ&YOROZU相談」

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は28日、サイバーセキュリティ担当部門を設置していない中小企業が、関連業務をアウトソースできる法人向けサイバーセキュリティ対策サービス「あんしんセキュリティ&YOROZU相談」を提供開始した。

 あんしんセキュリティ&YOROZU相談は、顧客組織内のPCからログ情報などを取得し、「ヘルスチェックレポート」として脅威の可視化と対策の提案をするとともに、顧客の全従業員から相談を直接受け付け可能とすることで、サイバーセキュリティ対策を支援する、セキュリティ担当部門未設置の中小企業向けなどを対象としたサービス。

 サービスでは、組織内のサイバーセキュリティ状況を可視化した「ヘルスチェックレポート」は毎月提出。レポートは、サービス専用のソフトウェアをインストールしたPCを対象とし、操作ログ情報およびインベントリ情報を収集・分析することにより、「OS脆弱性情報/Windowsアップデート情報」「ソフトウェアの脆弱性情報/バージョン情報」「記憶媒体接続注意情報/外部装置接続ログ」「業務外・危険サイト接続確認/Webサイト接続ログ」「土日祝・深夜帯ログオンログ(PC起動含む)」などの情報を可視化する。

 また、当月の状況レポートに加え、検出された問題点への対策案を提示し、顧客のサイバーセキュリティ強化を支援する。オプションとしてWebフィルタリングを追加でき、不審なWebサイトへのアクセスを制限できる。

 リスク評価では、組織内でのセキュリティ運用に関する質問に答えるだけで、情報漏えいのリスクが判定できる「情報漏えいリスク診断」を利用できる。顧客のシステム環境により、「ヘルスチェックレポート」用ソフトウェアのインストールができず、レポートを作成できない場合でも、リスクを容易に把握できる。

 サイバーセキュリティに関する問い合わせについても、顧客の全従業員から電話とメールによる相談を回数制限なく受け付ける。「ヘルスチェックレポート」に関する問い合わせをはじめ、不審なメールやマルウェアへの対処、ランサムウェア対策などについて、サイバーセキュリティの専門家によるサポートを行う。

 このほか、サイバーセキュリティの最新情報を分かりやすく解説するメールマガジンを毎週発行。サイバーセキュリティへの注意喚起だけでなく、朝礼などの気軽な会合での話題にするなど、幅広く活用できる。

 サービスの料金(税込)は、基本メニューの「ヘルスチェックレポート」が月額3300円(対象PC 5台)。対象PCの追加は1台につき月額330円(最低10台から、以降1台単位で追加可能)。オプションのWebフィルタリングは1台につき月額220円。