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マップル、住所情報の正規化に特化したソフトウェア「アドレスクレンジングツール」

 株式会社マップルは、住所表記のゆれを解消し、住所文字列を階層別に分割整理する専用ソフトウェア「アドレスクレンジングツール」を、8月28日より提供開始すると発表した。

 アドレスクレンジングツールは、企業・団体などが保有する住所情報の正規化(住所クレンジング)に特化したソフトウェア。住所表記ゆれを統一し、都道府県、市区町村、大字町といった住所階層別に分割整理することが可能で、約4500万件(年4回更新)を収録した住所辞書と照合するため、特殊な住所にも対応する。

 また、住所辞書とのマッチング率の低い住所について、ツール上で住所辞書をベースにしたプルダウンの中から選択していく形で、適合する住所を探せる「住所編集ツール」も搭載した。

 さらに、オフラインで動作するので、個人情報など機密性の高いデータに対しても安全に住所を正規化でき、インボイス発行事業者リストと取引先リストとの突合業務や、自治体業務における住所情報のひも付け・チェック、企業の顧客リストにある住所情報の定期クリーニングなどに活用できるという。

 対応OSは、Windows 10以降。

 なおマップルによると、インボイス制度が2023年10月にスタートすることを受け、同社にも、国税庁が公表している適格請求書(インボイス)発行事業者リストと取引先リストをスムーズに照合したいという問い合わせが増えていたとのこと。

 同社は、住所正規化機能を備えたソフトウェア「アドレスマッチングツール」を以前から提供しているが、住所正規化に加えてジオコーディング、リバースジオコーディングといった機能が含まれているため、住所正規化のみを必要とする事業者にとってはオーバースペックであり、そこで今回、住所正規化に特化した製品をリリースすることで、こうした声に応えたとしている。

住所正規化イメージ