ニュース

NTTスマートコネクト、映像編集をリモートから実施できるクラウドサービス「遠隔編集サービス」を提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は1日、番組制作業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援するクラウドサービス「遠隔編集サービス」を提供開始すると発表した。

 「遠隔編集サービス」は、NTTスマートコネクトのデータセンター上にある編集サーバーに編集者がリモート接続して、映像編集を実施できるサービス。サーバー上で編集した高精細な映像はIPネットワークを通じて伝送され、遠隔地のモニターに表示できるため、クラウド環境を通じた高精細映像の確認に対応する。

 これにより、従来はオフィス環境で実施していた編集作業を、自宅や出先などでも実施可能となり、例えば編集者は自宅から編集作業を行い、ディレクターはオフィス環境にて高精細映像を確認するといった、作業場所を問わない新たな働き方が実現するとしている。

 なお、高精細映像の伝送に必要なIP伝送装置は、オプションメニューにて、メディアリンクスのMDP3020を提供できるとのこと。

 また、放送局・番組制作会社のオフィス環境に設置されている映像素材ストレージとクラウド環境をVPN接続する仕組みにより、クラウド環境から素材ストレージのファイル参照が可能。映像素材や編集後の映像素材については、クラウド環境にアップロードすることなく、放送局・番組制作会社のオフィス環境にて管理できるとした。

「遠隔編集サービス」の概要