KDDI、国内外拠点のセキュリティ管理を統一できる「Global SASE Platform Service by Fortinet」を提供

　KDDI株式会社は7月31日、フォーティネットジャパン合同会社（以下、フォーティネット）が提供する、グローバルに対応したセキュリティサービス「Global SASE Platform Service by Fortinet」を、法人向けに提供開始した。

　Global SASE Platform Service by Fortinetは、国内外の拠点においてセキュリティポリシーや基準を統一して一元管理することで、各拠点で安全なリモートワークが可能な高セキュリティのグローバルネットワークを実現するサービス。FWaaS（Firewall Secure Web Gateway）、SWG（Secure Web Gateway）、CASB（Cloud Access Security Broker）、ZTNA（Zero Trust Network Access）、エンドポイント保護の、各セキュリティサービスを提供する。

サービスのイメージ

　拠点からのネットワークアクセスを、サービスで提供する各国のPoP（接続点）に接続することでルーティングを最適化し、輻輳を回避するとともに、脆弱性チェックやランサムウェア保護によるエンドポイント保護によりセキュアな接続を可能とする。

　これにより、国内外に拠点を持つ法人がリモートワーク環境を整備する際の、拠点ごとにセキュリティ水準が異なる、運用負荷が増大するといった課題に対応し、グローバルでのセキュリティ対策とネットワーク整備を実現する。

　セキュリティポリシーを統一することで、本社が定めた高いセキュリティ水準でのリモートワーク環境を実現。検討から導入、運用・保守までを、KDDIの国内外の拠点においてワンストップで提供し、運用負荷を軽減する。

　また、サービスメニューの「FortiSASE接続ゲートウェイ」を契約することで、KDDIのネットワークサービス「KDDI Global IP-VPN」「KDDI Wide Area Virtual Switch」「KDDI Wide Area Virtual Switch2」と組み合わせることで、1つのIDでインターネット（Open網）経由かイントラネット（Close網）経由かを意識せず、接続が可能になる。これにより、イントラネット内のデータセンターを経由せず、直接インターネットにアクセスできるようになり、快適なクラウド利用が可能となる。