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大成建設、富士通と共同で作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発

全国約700の作業所で利用開始

 大成建設株式会社と富士通株式会社は31日、作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発し、大成建設の全国約700作業所で利用を開始したと発表した。

 作業所ダッシュボードは、作業予定や施工状況など、建設現場内の情報を集約・可視化して関係者間で共有することで、建設現場の業務の効率化を推進するシステム。大成建設では、富士通と協業し、企画から開発までのすべての過程において技術やノウハウの支援を受けながら、このダッシュボードのアジャイル開発を進めてきた。

 今回の取り組みでは、両社で開発チームを組み、大成建設における作業所ニーズのヒアリングと検証・修正を繰り返しながら開発を進めた結果、作業所の幅広いニーズに合致し、すべての作業所において利用可能で高効率なシステムを構築するとともに、アジャイル開発技術者の育成にも寄与できたという。

「作業所ダッシュボード」の画面イメージ

 作業所ダッシュボードで共有される情報は、例えば、以下のようなものがあるとのこと。

・作業所内での各種工事の実施予定
・作業所閉所情報、日報(本社・支店への毎日の業務報告・連絡)
・職員個人予定(Microsoft Office Outlookとの連携)
・建設現場内に設置したカメラ映像
・LPWA通信を利用した、建設現場内の温湿度、暑さ指数(WBGT)、風向・風速、騒音・振動、水質PH、酸素濃度など各種センサーシステムと連携した作業所気象情報などのリアルタイム情報

 また、このダッシュボードを利用することで、作業所内関係者間での、作業所各種情報のリアルタイムで円滑な共有が可能になるほか、本社・支店から遠隔でリアルタイムに作業所の業務進捗状況を把握できるようになるため、作業所から本社・支店への報告業務も効率化されるとのこと。

 さらに、本社・支店がダッシュボードの共有情報から各作業所のスケジュールなどを詳細に把握し、作業所ごとに適切な指示を行えるようになるので、双方の業務効率化も実現するとした。

 大成建設と富士通は、今後、組織的サポートを継続しながら、建設現場での「作業所ダッシュボード」の運用を通じて作業所業務の負荷軽減を図るとともに、作業所ニーズを随時反映させてシステムの機能改善を進め、さらなる業務効率化による革新的な働き方の実現を目指すことで、建設業界の課題解決に取り組むとしている。