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NTT Com、CyberArkの特権アクセス管理製品を活用したマネージドサービスを提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は26日、CyberArk Software株式会社(以下、CyberArk)の製品「CyberArk Identity Security Platform」を、特権アクセス管理に活用したマネージドサービス「アイデンティティセキュリティマネージドサービス」をSASEソリューションメニューに追加し、販売を開始した。

 アイデンティティセキュリティマネージドサービスは、CyberArk Identity Security Platformを特権アクセス管理のシステムとして採用し、NTT Comがマネージドサービスとして提供することで、特権アクセス管理にかかわるセキュリティを強化する。

サービスのイメージ

 特権ID利用ユーザーの一元管理や、特権アクセスの自動的な発見と利用者の特定を実現。ユーザーごとに権限を管理して、不必要な権限は削除し、過剰な権限が与えられていた場合は剥奪することや、パスワードの定期的な自動変更、多要素認証による本人以外の利用の抑制、作業者の画面を複製して別の場所からリアルタイムに監視し、ライブモニタリングにより不正を抑制するといった機能を提供する。

 また、特権IDの適切な管理は、内部統制の観点からも求められるが、サービスの導入により、NIST SP800-171、FISC安全対策基準、PCI DSSなど、各種法令やガイドラインの定める監査に対応する業務の負荷を削減できる。

 CyberArk Identity Security Platformと、NTT Comの各種クラウドサービスやネットワークサービスなどを組み合わせて提供し、システムの導入から運用・保守に至る一連の対応をNTT Comがワンストップで行うことで、導入企業のシステム構築負荷削減、短期間での立ち上げ、運用の簡素化を実現する。また、利用ID数に応じて課金するため、初期投資を抑え、段階的に拡張できる。

 サービスの利用料金は、初期費用が個別見積もり。運用費用は利用ID数により変動し、500ID利用の場合で月額660万円(税込)。