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PFUのドキュメントスキャナー「ScanSnap iX1600」、スキャンデータをネットワークフォルダーへ直接保存可能に

 株式会社PFUは25日、パーソナルドキュメントスキャナー「ScanSnap iX1600」をアップデートし、タッチパネル操作により、スキャンしたデータを直接ネットワークフォルダーへ保存できる機能を提供すると発表した。

 ScanSnap iX1600は、読み取り速度毎分40枚(A4カラー両面、300dpi)を実現したScanSnapシリーズのフラグシップモデル。4.3インチのタッチパネルを搭載しており、利用者の直感的な操作を支援できるという。

 今回のアップデートでは、保存先として、任意のネットワークフォルダーを設定したアイコン(プロファイル)をあらかじめScanSnap iX1600のタッチパネルに登録しておくことにより、そのアイコンを選んでスキャンするだけで、PCを開くことなく、スキャンしたデータをネットワークフォルダーに直接保存できる機能を搭載した。

 これにより、オフィスの一角や家庭のリビングなどにScanSnapを設置しておき、ScanSnap単体でネットワークフォルダーへとスキャンしたデータを保存する、といった運用が可能になる。

 PFUでは、社内規定でクラウドサービスには保存したくない個人情報を含む書類や、士業の利用者が取り扱う重要書類の控えなどをScanSnapでスキャンし、ローカルネットワーク上のフォルダーに保存しておけると、そのメリットを説明した。また、容量の限られるクラウドサービスに保存しにくい大量のファイルを扱う場合にも適しているとのこと。

 なお2023年秋ごろには、ネットワークフォルダーへのダイレクト保存時でも、スキャンした原稿の裏写り低減や、e-文書法の画質条件を満たすイメージデータの生成などに対応する予定としている。

ScanSnap iX1600