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SCSKシステムマネジメント、病院向けIT運用サービス「医療情報サポート」を提供

 SCSKシステムマネジメント株式会社(以下、SSM)は5月31日、医療情報システムの安心安全な運用を提供するサービス「医療情報サポート」を開始すると発表した。サービスは、SSMのエンジニアが病院内に常駐し、病院スタッフのシステム運用負荷を軽減するとともに、データ利活用の促進、セキュリティ対策、院内コミュニケーション活性化を支援する。

 医療情報サポートは、医療情報技師が提供する「基本サービス」部分と、個別課題を解決するための「連携サービス」で構成される。基本サービスでは、電子カルテを中心とした医療情報システムの運用に不可欠な標準的サポートを実施。SSMのエンジニアが病院に常駐し、病院ごとにきめ細かいシステム運用と医療情報の利活用を支援する。

 連携サービスでは、セキュリティアドバイザリとして、脆弱性情報活用支援や不審メール調査、ログ分析など、セキュリティスペシャリストが問い合わせ対応を実施する。また、医療現場の声から生まれた医療従事者向けDXソリューション「Dr2GO」を提供。Dr2GOは、医療従事者間のコミュニケーションの効率化を図る「コミュニケーション機能」や、診療に必要な情報を検索・閲覧する「医学情報検索機能」、転院調整時の情報共有・コミュニケーションの効率化を図る「地域医療連携機能」を備える。

 医療情報サポートの価格は、基本サービスが月額300万円(税別)から。サービスは近畿地方の6府県(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)から開始し、その他の地域は準備ができ次第、順次提供する。また、病院にとって使い勝手が良く、業務効率化などの課題を解決する各種オプションを追加していく予定としている。