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東陽テクニカ、仮想環境の可視化ツール「uObserve」最新版を発売、ログ解析の集中・自動化機能などを提供

 株式会社東陽テクニカは29日、仮想環境の問題切り分けやボトルネックの可視化を行う、米Uilaの解析ソリューションソフトウェア「uObserve」最新バージョン(ver.5.1)を販売開始した。

 uObserve(旧称:Uila)は、オンプレミス仮想化環境(VMware/Hyper-V/Nutanix AHV)とパブリッククラウド(AWS/Azure/GCPなど)における、VM(仮想マシン)の構成とVM同士の通信連携、システム上のボトルネックを可視化するソフトウェア。通信レスポンスの問題に対して、アプリケーションと基盤のどちらに原因があるのかについての問題の切り分けや、データセンター、クラウド環境への移行など、システム環境を変更した場合の性能調査にも有効となる。

「uObserve」構成図

 最新版では、ログ解析の集中・自動化機能を提供。Windows(イベントおよびActive Directory)、IISサーバー、Zscaler、Cisco、Barracuda、F5、Checkpoint、JuniperならびにMicrosoft SQLサーバー、VMware Horizon、IBM MQ、Oracle、Office 365および複数のシステムからのログを、特別な設定不要で他の情報と関連付けてアクセスできるようになった。これにより、統合されたコンソールでフルスタックオブザーバビリティコンテキストを利用でき、トラブルシュートの効率化を支援する。

 また、NVIDIA仮想GPUの監視に対応し、NVIDIA System Management Interface(nvidia-smi/NVSMI)を使用してNVIDIA GPUメトリクスを表示できるようになった。GPUモニタリング機能により、個々のユーザーセッションのVMレベルのピークGPU使用量、フレームバッファ、GPUデコーダー/エンコーダー使用量、メモリ使用量など、重要なGPUについての洞察を得られる。さらに、GPU ID、ドライバーバージョン、GPUを使用するユーザーセッション数、フレームバッファ、GPUデコーダー/エンコーダー、ピーク/平均GPUおよびメモリ使用量など、ホストレベルのトレンドメトリクスを提供する。