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キンドリル、S/4HANAへの移行支援でSAPとの戦略的パートナーシップを拡大

 米Kyndryl(以下、キンドリル)は現地時間17日、顧客のデジタルおよびビジネストランスフォーメーションにおける最も複雑な課題に対処する新たなソリューションの開発を目的とした、SAPとの戦略的パートナーシップを拡大すると発表した。

 この提携拡大により、SAPの有するSAP Business Transformation Centerと膨大なERPシステムのノウハウに、キンドリルのデータ、アプリケーション移行、モダナイゼーションサービスに関する深い専門知識を組み合わせることで、効率的かつ費用対効果の高いクラウド化に顧客を導くとしている。

 具体的には、既存のSAP ERPシステムからSAP S/4HANAへ乗り換える顧客やパートナーが、移行およびトランスフォーメーションの計画を戦略的に評価、定義し、まとめられるよう、キンドリルとSAPが共同でデジタルブループリント機能を開発した。キンドリルとの緊密な連携のもとで、SAPはSAP Business Transformation Centerを継続的に拡大し、顧客が最新のSAP製品に移行し、活用することでビジネスの価値を高められるよう、SAP環境の効率的な変革を支援していく。

 キンドリルでは、デジタルブループリントを通じた移行を促進し、顧客を導くために、SAPプラクティショナーのスキルベースおよび専門知識の研修と、その後の発展を担当する新たな専門部署を設立した。

 デジタルブループリントは、データ駆動型のガイダンスにより、対象領域専門家やITアーキテクトに価値のあるインサイトを提供する、アプリケーション移行アクセラレーター。このアプローチにより、CIO(最高情報責任者)やITに関する意思決定者が、自社データから貴重なインサイトを得て、標準化されたプロセスやツールに頼るのではなく、自社の具体的なニーズに即して、情報に基づいた選択ができるようになる。

 SAP Business Transformation Center向けのデジタルブループリントをSAPとの緊密な連携のもとで設計・開発したことに加えて、キンドリルがソリューションの最初のユーザーとなり、数千ものアプリケーション、数百もの異種情報とデータウェアハウス、複数のマスターデータアプリケーションおよび可視化ツール、機能が重複した複数の大規模なカスタマイズなど、複雑なIT環境の調査、ナビゲーションおよび移行を行った。

 デジタルブループリントのサポートおよび促進のため、キンドリルはSAP Business Transformation Centerを用いたトランスフォーメーションプロジェクトの加速を目指して、ERPアプリケーションおよびデータ移行サービスと、アプリケーションおよびデータのモダナイゼーションサービスを開発した。

 デジタルブループリントを用いた移行の完了後には、Kyndryl Consultの専門家が、SAP Business WarehouseアプリケーションからSAP Data Warehouse Cloudソリューションに至るまで、SAPソフトウェア活用のモダナイゼーションにおいて、企業を支援するために、データの評価、統合サービスを提供する。