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アラクサラ、ネットワーク運用管理機能をSaaS型サービスとして5月より提供

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は13日、クラウド型のネットワーク運用管理サービスを5月から提供すると発表した。自社のネットワーク運用管理ソフトウェア「AX-Network Manager(AX-NM)」の機能をSaaS型で提供する。

 新サービスは、ネットワークインフラの状況把握・設定などをクラウド上で行えるもの。オンプレミス向け製品として提供されている「AX-NM」の機能をSaaSとして利用できるようにした。

 具体的には、障害部位と原因のGUI表示、マルウェア感染が疑われるPC/タブレットの接続位置特定、同社のネットワーク製品「AXシリーズ」と他社セキュリティ製品との連携による感染拡大抑止、といったことなどをサービス上から行え、緊急時の対応作業を容易化・迅速化するという。

 また、完成図書の自動生成、設定自動化などの機能も備えているので、日々のネットワーク運用業務を自動化し、保守作業の負荷を軽減できるとのこと。さらに、マルチベンダーのネットワークにも柔軟に対応するとしている。

 価格は提供機能、管理対象機器数などによって異なるが、年間52万円(税別)から。

新サービスのGUI管理画面例

 今後は、新サービスとAX機器ユーザー向け保守サービス「AXメンテナンス・サービス」を連携させるなど、構築・運用から保守まで一貫した支援サービスメニューの拡充を進める考えだ。

 なおアラクサラでは、4月14日から幕張メッセで開催されるイベント「Interop Tokyo 2021」の同社ブースにて、デモ展示を行うとしている。