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キヤノン、地図から高所カメラを操作できる「カメラ地図連携アプライアンス」にモバイルデバイス連携と外部システム連携機能を追加

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は11日、地図操作によりカメラ制御を可能とするソリューション「カメラ地図連携アプライアンス」について、新機能となる「モバイルデバイス連携」「外部システム連携」を提供開始した。

 カメラ地図連携アプライアンスは、自治体などが災害状況把握のために設置したカメラを、地図上から操作できるソリューション。ハードウェア・ソフトウェア一体型のアプライアンスとして提供し、地図をクリックすることで見たい場所の映像を瞬時に取得でき、地図ソフト上でカメラの撮影方角も把握できる。

 新機能の「モバイルデバイス連携」は、スマートフォンのカメラで撮影した現場映像と位置情報を、アプライアンスの地図ソフト上で表示することを可能とする。モバイルデバイスを持って現場に駆けつけることで、高所カメラでは見逃しやすい災害現場などの状況把握や、日々の設備保守保全確認、警備業務を容易にする。アプライアンス導入時に高所カメラの有無は問わないため、モバイルデバイス連携のみでのシステム運用もできる。

 「外部システム連携」は、カメラと災害情報/消防指令/気象情報システムなどとの情報連携を可能にするAPIを提供し、災害時のさらなる迅速な情報収集、意思決定を支援する。さらに今後は、カメラの向きに合わせて住所を画面上に表示する機能や、ウェアラブルカメラや災害AIとの連携など、カメラと地図を活用して、より利便性の高い機能の実装を予定する。

「モバイルデバイス連携」の操作画面イメージ