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Swissbit、データセンター向けにカスタマイズしたSSD製品「U.3 SSD N4200」を発表

 スイスのSwissbitは5日、同社初のデータセンター向けに専用設計したSSD製品「N4200」を発表した。

 N4200は、2.5インチU.3フォームファクターで、エンタープライズグレードの3D TLC NAND(eTLC)を採用するデータセンター向けSSD。PCIe 4.0×4のインターフェイスを備え、ストレージ容量は8TBと16TBをラインアップする。

N4200

 標準的なデータセンター向けSSDと比べ、製品寿命までのライフサイクル全体を通して速度低下を最小限に抑え、2倍の書き込み寿命を実現。実際のデータセンターのアクセス負荷に最適化した特別なファームウェアを採用することで、パフォーマンス、寿命ともに大きく進化したとしている。

 Swissbitでは、N4200を導入する顧客は、ビッグデータ、ビデオストリーミング、機械学習など、あらかじめ定義されたワークロードクラスター構成から利用用途を選択できると説明。また、N4200は、稼働中にホストからの書き込み負荷を測定する独自機能を備えており、この取得したデータに基づいてファームウェアを最適化できる。

 さらに、この測定データを用いてより詳細なワークロードを分析し、システムに最適化したファームウェア構成を提供するオプションも用意。この新しいコンセプトを取り入れたSwissbitのSSDにより、データセンタープロバイダーは、信頼性が高く、安定したパフォーマンスかつ最適なコストのサービスを顧客に提供できるとしている。